各種資格について ある男の雑文

管理人の私が勉強して合格した資格について、試験の概要や試験勉強に使用した教材、実践した勉強法などについて綴っています。同じように資格試験に興味を持っている方々のお役に少しでも立てれば幸いです。

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宅建の独学合格はきついが無理ではない。試験の概要や勉強法を紹介。

宅建とはどんな試験か?

宅建試験の正式名称は
宅地建物取引士試験」と言います。

試験の概要は以下の通りです。

  • 試験日 10月第3日曜日
  • 試験時間 2時間(13:00‐15:00)
  • 問題数 全50問
    (一部免除講習受講者は5問免除)
  • 合格発表日 12月第1水曜日(原則)

 

直近3年の合格率と合格点は以下の通りです。

実施年度 令和4年 令和3年
(12月)
令和3年
(10月)
令和2年
(12月)
令和2年
(10月)
合格率 17.0% 15.6% 17.9% 13.1% 17.6%
合格点 36点 34点 34点 36点 38点

となっています。

 

問題は全部で50問出題され、
その出題範囲・問題数は

となります。これらの50問の内大体
35点前後が取れれば合格となりますが、
上の表の通り毎年合格点は2-3点の
範囲で変動しています。

 

この理由は、毎年合格者数が全受験者数の
上位15-17%台に収まるように調整
している事にあり、これにより受験者数
全体の得点状況で合格点が変わるのです。

 

勉強時間はどの位?独学合格は可能か?

宅建合格に必要な時間は、資格スクールが
挙げる勉強時間の平均は300時間前後
しかし、資格試験の「必要な勉強時間」に
個人的には問題ではない、と思います。
資格試験合格の為には「正解を出す
思考力
」が必要です。

何時間勉強しても、問題に向かった時
正解が出せなければ意味が無い訳
ですから、「勉強した時間」よりも

  • どの位の事が頭に入ったか?
  • どの位問題を解く力が付いたか?

という様な「勉強の内容」の方が重要なのです。

本当に独学で合格可能?用意する教材は?

宅建受験をお考えの方の中には

「本当に独学で大丈夫?予備校や通信講座
は利用しなくていいの?」

と心配されている方も多いでしょう。

 

私の結論は、「独学で十分合格可能」です。
事実、私は2021年度の宅建試験で一発合格でした。
但し、合格点34点の所、35点と
ギリギリでしたが…、因みに点数の内訳は
権利関係:8点 宅建業法:17点

法令上の制限:4点 税その他:6点 です
 
そして、勉強の時に使った教材は、

  • 宅建試験用のテキスト
  • 基本問題集
  • 過去問題集
  • 本試験の予想問題集
  • 民法のテキスト

これらの5つです。

2021年度の宅建試験の合格証書

証拠として、こちらが合格証です。

これらを使って「知識のインプット」と
「得た知識の アウトプット」を繰り返せば、
完全独学で十分合格可能です。

こちらは、私が使用した教材のラインナップです。

ここで、


「民法のテキストが別にいるの?宅建の
テキストだけでは合格出来ないの?」


と疑問に思われた方もいらっしゃると
思います。宅建試験では上記の様に
権利関係が14問出題され、これが民法に
当たる訳ですが、宅建用のテキストに
記載される内容は 全体の2-3割程度で、
これだけの知識では試験には
太刀打ちできません。よって民法専門の
テキストが必要になる訳です。

こちらのテキストは、各事項が法律
初心者にも分かる様な文章で、
宅建のみならず 色々な法律試験に
役立てることが出来ます。

実際私は行政書士試験の民法でも
このテキストで合格レベルの知識が
身につきました。

どの様に勉強を進めるか?

先程、「テキストと問題集を繰り返し
学習すれば合格できる」と
申し上げましたが、学習を進める上で
注意点があります。


まずは「アウトプット中心で
行うこと」
です。試験合格の為には
問題の正解しを導き出す力を
養う必要があります。

その為にはいきなり完璧な暗記を
目指してテキストを時間を掛けて
読むのは非効率です。


テキストを読む際は大まかな内容の
把握を目的に何度か通読した後、
問題演習中心の学習に切り替えた方が
効果的に実践力が養えます。


また、問題を解く際は間違えた問題を
ピックアップしてテキストの該当部分を
読み直し、もう一度問題を解き直す…
と言う流れを繰り返していくと効率的な
知識の定着に繋がります。

また、科目ごとのページでも書いて
いますがこの試験の科目は権利関係を
除くと暗記がメインで、スキマ時間の
有効活用が合格への鍵となります。

その為に、なるべく少ないページに
分冊可能な(例えば科目ごとに
分けられる様な)テキストを選ぶ様に
した方が良いです。

私が使用したテキストも1冊では
500ページ近くありましたが
科目毎に150ページ程度に分冊
可能なものだったので、
手軽に持ち運びすることが出来て
外出先の待ち時間や会社の
休み時間など短い時間の有効活用に
繋げられました。

まとめ

この記事では主に、

  • 宅建試験の概要や出題概要
  • 勉強に用意する教材
  • 独学合格の可否
  • 効率的な勉強法

について書かせて頂きました。


次の記事からは、宅建試験の各科目の勉強法を
紹介して行こうと思います。
ここまで読んで頂き有難うございました。

 

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