各種資格について ある男の雑文

管理人の私が勉強して合格した資格について、試験の概要や試験勉強に使用した教材、実践した勉強法などについて綴っています。同じように資格試験に興味を持っている方々のお役に少しでも立てれば幸いです。

MENU

宅建合格の為の過去問の解き方。何年分解くか?何周するか?

はじめに

宅建試験に限らず、難関試験の合格を
目指す際には過去問との向き合い方は
重要です。

ここでは、宅建試験合格の為の

過去問の利用法などを記述して行きます。

そもそも過去問は何の為に解く?

過去問題を解く目的を幾つか挙げると

  • 知識のアウトプット能力を身に付ける
  • 現時点での自分のレベルを知る
  • 出題のクセや引っ掛け問題のパターンを知る

こう言った所です。

 

そして、目的にしてはいけないとハッキリ
言える事が一つだけあります。それは

何点取れたかに一喜一憂する事

です。

 

過去問を解く上でどれ位点数が
取れたかは二の次、三の次です。
例えば高得点が取れるようになった
からと言って

これならもう大丈夫!

と勉強に身が入らなくなって
しまっても、逆に低得点が続くからと
言って、

やっぱり宅建なんて無理だ…

と諦めモードになってしまっても
いけません。

 

それよりも大事なのは問題ごとの
正解・不正解の原因を知る事。

 

正解した問題にしても、正しい
根拠で正解を導けたか?勘で
選んだ選択肢が当たっただけか?
等を意識して、不正解だった問題は
どの部分が原因でその選択肢を
選んだのか?間違えて覚えている
知識は何か?等を考えて解説を読み
知識を整理し定着させることが
大切なのです。

どの様に解くか?何回繰り返すか?

過去問題は1回解いてそれでお終い、
ではなく何度か繰り返して解く必要が
あります。

そして、学習の進行具合や解く回数に
よって解く目的を変える必要があり、

初めの内は
問題を解く感覚に慣れる為

次は
自分の実力を知り、
時間内に解ける様になる為

次は
苦手分野やケアレスミスを
少なくする為

と言った様に目的を変えながら
解く必要があります。

 

初めの内はインプットした
知識を使って正解を導き出す、
という感覚に慣れる必要が
あります。

その次は分野別の得点分布や
繰り返し間違える問題などを
見て、苦手分野等を見極め、
また時間内に問題を解き切れる
様になることが必要です。

そして最後に、自分のケアレスミスの
パターン等を分析し、正解が分かって
いたのに間違えた、という問題を
減らしていく段階に入るのです。

 

そして、やってはいけない解き方、
という物もあり、いくつか挙げると

  • 回数を繰り返し過ぎる
  • 問題の得意・苦手の区別を
    付けずに解く
  • 重要度の低い難問まで
    完璧に解こうとする

と言った所です。

まず、何度も同じ問題を解いていると
どうしても「この問題の正解は〇番
と正解肢を覚えてしまい、考えて
正解を導き出す、という事が難しく
なってしまい、過去問の正しい
解き方が出来なくなります。

過去問を1つ解いたら出来るだけ
感覚を空ける様にし、また1つの
過去問を解く回数もあらかじめ
決めておいた方が良いでしょう。
目安は3-4回

 

次に、問題の得意・苦手の
区別を付けずにひたすら
解きまくる、というのも
間違った解き方です。

完全に理解し、いつ取り組んでも
確実に解ける問題は直前期まで
見ない様にして、理解が
怪しかったり繰り返し間違える
問題をピックアップして集中して
見直す様にして下さい。

問題の理解度に応じてA→B→Cの様に
ランク付けをするとすぐ分かる様に
なるのでおススメです。

そしてもう1つ、満点かそれに近い
点数を目指して重要度の低い難問まで
理解しようとするのも実は間違いです。

試験の紹介記事でも少し述べましたが、
宅建の合格点は受験生の得点状況に
よって決定されるので、難問が多い
年は当然合格点も下がります。

難問は他の多くの受験生も解けない
事が多いので、他の押さえるべき問題を
取りこぼさなければ合格出来ます。

マニアックな知識まで深追いし、
他の重要個所が疎かになってしまっては
本末転倒です。取るべき問題を確実に
取る事を心掛けましょう。

 

何年分解けば良いか?

どれ位過去問を解けば良いか?
と言うのも当然重要ですが、個人的な
感覚では10年分が一つの目安になると
思います。例えば宅建業法は範囲は
狭くても配点が高い為、色々な出題
パターンが考えられる為、数多い
問題に触れる必要があります。

 

そして、次に配点の高い権利関係も
広範囲で重要個所も多くなるので
多くの範囲の問題を解くことが
必要です。

 

かと言ってそれ以上の年数の問題を
解いて理解しようとするとどうしても
時間が足りなくなる事が多くなります。

宅建試験の合格を目指す方は社会人が
多く、お仕事をされながらなかなか
勉強時間が取れない方も多いと思います。

そんな中で少しでも勉強の効率を
良くする為、「余分な問題を解かない
事が重要なのです。

 

まとめ

この記事では主に、

  • 過去問は解く回数によって目的を決める
  • 得点に一喜一憂しない
  • 回数を多く解き過ぎない
  • 重要度の低い難問まで深追いしない

と言った事を書かせて頂きました。

 

難関試験合格の為には過去問を
正しく利用出来るかが分かれ目です。

ご自身のレベルや試験までの期間に
応じて利用法を変更し、合格まで
突き進みましょう。
ここまでお読み頂き有難うございました。