各種資格について ある男の雑文

管理人の私が勉強して合格した資格について、試験の概要や試験勉強に使用した教材、実践した勉強法などについて綴っています。同じように資格試験に興味を持っている方々のお役に少しでも立てれば幸いです。

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行政書士 行政法の勉強法 重要事項や頻出事項の覚え方は?

はじめに

行政書士試験の紹介記事でも述べましたが、
行政法は行政書士試験で最も配点が高く

一番重要視すべき科目になります。

 

しかし、出題数の多い科目がある程度
決まっているので科目毎にメリハリを
付けた勉強が必要になります。

 

ここではその行政法の試験での出題範囲や
勉強のコツ等をお話しようと思います。

試験での出題内容や重要視する分野は?

行政法の試験で出題される範囲は

  1. 行政手続法
  2. 行政不服審査法
  3. 行政事件訴訟法
  4. 国家賠償法
  5. 地方自治法
  6. その他(行政法総論など)

となります。

 

このうち2-5の範囲は毎年3問前後出題され
覚える条文や判例も多くないので満点を狙って
勉強しましょう。

 

また、「その他」の分野は「行政法総論」や
行政組織法」等の範囲から3‐4問程度
出題されますが、過去問で頻出分野を
ある程度押さえながら
「広く浅く」の学習を心掛けましょう。

最近5年間の分野別出題数はこちら

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
行政手続法 3問 3問 3問 3問 3問
行政不服審査法 3問 3問 3問 3問 3問
行政事件訴訟法 3問 3問 3問 3問 3問
国家賠償法 3問 2問 2問 2問 2問
地方自治法 3問 3問 4問 3問 4問
その他 4問 5問 4問 5問 4問

勉強の進め方のコツ、テキストの読み方

そんな行政法ですが、まずテキストの目次を見て
この法律の全体像を把握すると理解し易くなると
思います。

 

目次を眺める事によって、分野によってどんな
事を学んでいくのかが見えてきて、それによって
自分の理解しにくい苦手分野等も分かるので
効果的なのです。

 

また、テキストの読み進め方は特別な事は必要無く
「ただ読むだけ」でOKです。

 

自分に合っているテキストを選んでいれば
読み進める内に「理解出来てる」と実感できる
筈ですし、合っていなければ、気持ちを切り替え
すぐに選び直しましょう。

合わないテキストで理解出来ずに勉強を続ける
時間の方が余程「勿体無い」からです。

特別な勉強は必要ありませんが、勿論NGな
勉強法もあります。それは、

いきなりマーカー等でチェックを入れる事

です。

自分の苦手分野は勉強を進める内に見えてきますが
初めから重要語句などにチェックを入れてしまうと
そういった所が見えなくなり、「効果的な勉強」も
出来なくなってしまいます。

 

マーカー等でのチェックは、勉強が進み問題集等を
何度か解いた上で自分の苦手な所が見えて来た後に
行う様にしましょう。

私が勉強に利用したのはこちらのテキスト。
読み進め易い文章でお勧めです。

 

なお、テキスト自体はただ読み進めれば
良いのですが、上に挙げた出題数の多い
分野とそれ以外の分野とで読む回数や
見直しの頻度にある程度差を付ける等
して行くと効果的かと思います。

試験で問題を解く際の注意点・解く順番

行政書士試験の問題は、問題の中の「正しい
選択肢(または間違った選択肢)」を選ぶ問題が
メインですが、行政法は暗記事項がメインの為、
問題内でも紛らわしい選択肢が多いです。

その中で特に注意したいのが

  1. 必須義務・努力義務の違い
  2. 必須・可能の違い

こちらの2つです。

 

1の場合は「ーしなければならない」か
‐するよう努めなければならない」の違い。
2の場合は「-しなければならない」か
-することができる」かの違いです。
覚えが曖昧だと引っ掛かり易いので、
事項ごとに正確な記憶が必要です。

 

また、行政法は5肢選択問題で19問と
出題が最も多いので、集中して解き進める
為に、解く問題の順番を決めて
それに慣らしておく事も有効です。

 

出題される順番は


行政法総論→行政手続法→行政不服審査法
→行政事件訴訟法→国家賠償法→地方自治法
→その他


のパターンが多いのですが、これを
自分が解き易い様にアレンジし、
問題演習でもそれを出来るだけ変えずに
続けて行きましょう。

 

まとめ

この記事では主に、

  • 行政書士試験の行政法の出題内容
  • 効果的な・NGな勉強法
  • 試験問題を解く時の注意点や解き進め方

について書かせて頂きました。

 

次の記事では、行政法に次いで配点の高い
民法について書いていこうと思います。

ここまでお読みいただき、有難うございました。

 

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